神に誓って

2007|監督:ショエーブ・マンスール

 

宗教とは。

大学時代の先輩が2人、NYに住んでいる。離れているのでなかなか会う機会はないが、(会えなくても)生きていてくれればそれでいい、と思える大好きな2人である。9.11の時は、本当に動揺した。少し経ってから帰国したので再会、2人の無事は喜べたものの、色々なことを知るたびに傷つく事件だった。とにかくアメリカは被害を受けた…という認識でいっぱいだった。被害を受けたことには間違いなく、被害者がたくさん出たことも本当のことで、憎むべきはテロ行為そのものである。けれどもこの映画を観て、被害者はアメリカ人だけではなかったことに、初めて気づいた。 3人の若者の問題が描かれた作品で、3人共、ものすごく深重なテーマなんだけど、ビックリするほどストーリーテリングが素晴らしい。それぞれの想いに気持ちを重ねることができる。特に、言葉が通じない者が、一緒に演奏したくなる気持ちを止められないセッションシーンは最高。あんな風に、文化の素晴らしさで色々な国の人々の心がつながるといいのになぁ、と思わずにいられない。

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