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パレス・ダウン

2015|監督:ニコラ・サーダ


2008年11月、インド・ムンバイで起きた同時多発テロ(実話)の映画化。

あえてエンタメ的な要素…感動とかヒーローのカッコよさ等は排除し、あくまでも被害者の目線で描いた感じの映画である。記録映画として、実に好感が持てる作り。内容は、テロに遭遇してしまった女の子が怖い思いをしつつもじっと耐え、なんとか助かるというストーリーで、特徴は特にない。ただ、記録映画ということを考えると、余計な脚色はすべきではないように思う。やっぱりテロは怖いし、繰り返される悲劇には胸が痛くてたまらない。そして、外国に行くのは怖いという気持ちになる。だけど、そんな中観るムンバイの映像…私の胸は高鳴った。インド映画の中で、こんなにリアルにインドを感じられる映画があっただろうか。インド人が他国に見せようとしているインドではなく、外国人(フランス人)が初めて訪れるムンバイ、という目線で撮った映像なので、やはり外国人(日本人)である私も、もしムンバイに行ったなら、こんな風に街を見たり歩いたりするんだろうなぁと思わずにいられなかった。この匂い立つようなインドの雰囲気は、インド映画にはないもののように思えてならない。

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