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マイ・インターン

2015|監督:ナンシー・マイヤーズ


高齢のインターンの佇まいが、女社長の心を開かせる。

こういう映画を見る時、これまでは若者の心理に沿って見ていたのに、なんとなくシニア側で見るようになってしまっている自分に気づく。仕事を失って伴侶がいなくとも、キチッと自己管理しながら生きる自信がないな…と考えさせられたりした。70歳までにはまだまだ時間はあるとはいえ、そろそろ老後を考える時期なのかもしれない。この映画はインターンが主人公のようでありながら、実は女社長の苦労が一般人にも理解できるように描かれていて共感を呼ぶ作品だ。ラストでほっこりできるところが良いところでもあるのだが、むむー人生はそんなに甘くはないと思うけどね…とニヒルに思ってしまう自分もいたりする。でも、これはこれで良いのだ。リアルな人生の厳しさだけを描くのが映画の使命とは限らず、「面白かった!」「 明日からまた仕事頑張ろう」と思えることも大事だよな、と最近は思う。自分の生き方(考え)ばかりに固執するのではなく、周囲の人々の気持ちに沿ってサポートしようとするインターンの人間性にも胸打たれる。比べてしまうと『プラダを着た悪魔』の方が好みだが、この映画もまた別の良さがあると思う。

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