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非情城市

1989|監督:侯孝賢


どんな境遇であっても、生まれたからには生きるしかない。

侯孝賢の作品を観ていて思うのは、「運命を受け入れる」ということである。今(現代)の日本は、ある程度自由に自分の考え持つことが許されているように思うから、ほとんどのことを自分の考えや意思で選択しているように思う。もちろん全てが自分の思い通りになることばかりではないけれど、ある程度は自分の意識や努力で何とかできることもあると思う。けれども本作の登場人物たちは、自分の努力以前の段階で、精神的ダメージを受けることになる。なのに、それでもなお運命を受け入れて生きていく姿が心に残る。
自分の思いや考え、って何なんだろう。運命にはどうやっても逆らえないのに。イージーに流されるしかないという考え方は私は好きではないけれど、頑張りがいがない努力って必要なのだろうか。だが、人生には何故か光輝くような瞬間も用意されていて、喜んだり幸せを噛み締めたりもするから不思議だ。
当時の日本と台湾の様子にも触れることができる、貴重な作品。トニー・レオンが聴覚障がい者の役を好演している。


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