読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ブエノスアイレス

1997 |監督:ウォン・カーウァイ|香港、日本


やり直すことは難しい。

終わりの方で「会えると思えばいつでも会える」みたいな言葉がつぶやかれていたが、そんな風に思うことで、前の恋(レスリー)を忘れたことにするんだな…と思った。職場で出会った男とは深い付き合いにはならなかったものの、彼(トニー)にとっては恋愛の対象だったのか。…男同士って難しい。でも、やっぱり恋なんだろうな。序盤はカッコいいふたりがなんてこと…と思ったけれど、アーティスティックな画像に結構粋な感じで馴染んでいる。タンゴもいい。製作には色々問題もあったようだけど、それなりにひとつの作品としてまとめているところがスゴい。
やり直すことは簡単!とか、諦めるな!というアツい言葉が巷には溢れているが、私の経験ではやり直すことは、難しい。自分に向かい合うだけでもそう感じるのに、「やり直そう」と言われて簡単に頷く人間が多いとは思えない。別れと再会を繰り返す男たちを、やり直せてるのか?と斜めから見ていたが、やっぱりやり直せてはいなかったように思う。やり直すのは難しいし、思いがあってもいつでも会えるわけではない。そんなアンニュイさが、実は漂っている。



タンゴ映画研究所 9 ブエノスアイレス - YouTube


こちらは予告編ではありません。
これだけ見るとなんのこっちゃ、って感じですが、タンゴが使われているシーンをまとめている映像なんです。何でやたらと練習したり踊ったりしてるのかが不明だったのですが、この映画は香港の裏側であるアルゼンチンが舞台であり、アルゼンチンといえばタンゴか!ということがこの画像によって改めて思い出され、感慨深い気持ちになったのでした。


cinemarble.hatenablog.com

広告を非表示にする