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傷だらけのふたり

2013|監督:ハン・ドンウク


借金の取り立てに行った先で一目惚れ。

韓国映画の中には「チンピラと美女の恋」というシチュエーションが少なくないが、以外にもスッと心に入ってくるのは、肩書きや外見で登場人物を判断しない見方が自然にできるからだ。美女だから心も美しいとは限らないし、チンピラに優しさが全くないとは限らない。ホジョンは美人で、職場の同僚ともそれなりの人間関係を築けているようだが、友達や恋人、親戚といった身近な人間が全く出てこなかったことから、ひとりぼっちな毎日だったことが伺える。美人でも様々な事情で人付き合いができない人もいるとは思うが、そういうのも全部引っくるめて好きになってくれる人なんて、なかなか現れるものではない。この映画ではチンピラの方が主に描かれているため、彼女の事情は詳しくわからないけれど、心の底から自分を愛してくれた人の存在に気づけたことにすごく胸が熱くなった。自分を本当に理解し、愛してくれる人の存在は、人生の中でそう多くはない。残念な最後ではあるが、幸せを描いた作品とも言える。

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