キッチン・ストーリー

2004|監督:ベント・ハーメル|ノルウェー、スウェーデン


「独身男性の台所動線」を調査中、少しずつ変化する男同士の関係。

男同士といっても国籍や年齢も違い、最初から対話自体が許されていない環境のため、関係すら築けていないところからお話は始まる。最初は部屋に入ることすら拒否、その後も無言の拒否が続き、調査員も心が折れそうになる。だが、ひょんなことから相手が敵対心を持っていないことがわかり、少しずつ心の距離が近づいていく。
私は都会にいるからかもしれないが、日本では一緒にいてもこんな風に心の距離が近づくことはあまりないように思う。長い時間を共にしたからといって理解し合ったり、情を感じてもらえることが少ない。だからなのか、人との関係が密になっていくような映画にはすごく惹かれる。こんな風に人と出会えたらな…と思ってしまうのである。