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Cinemarble

ミニシアター系映画の感想

誤爆弾

韓国映画

1961|監督:ユ・ヒョンモク


正しさとか普通、って何だろう。多くの人々がそれらの価値観を同じレヴェルで捉えることができれば、かなり健全な社会になるんだろうなぁ。

妹はカラダで稼いだお金を兄に渡し(義姉入院費用)、弟(次男)は長男の娘に何も買ってやれなかったことを悔やみながら逮捕される。長男は正しい人だが、一番行動力がなく、現実が見えていない。金のためなら何をしても良いとは言わないが、兄弟たちの方が現実的だと思う。
一瞬だったけど、次男の逃走中に、生きている赤ん坊をおぶった母親が首吊りしているのが見えた。私はこのシーンが最も心に残った。人並みに生きたい、と願うセリフを何度か耳にしたが、この当時の「人並み」って相当貧しかったのでは…。要領よく生きている人を見て隣の芝生が青く思えただけで、おそらく自分の家族以外の人々も決して「普通」の生活ではなかったような気がする。

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