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女神は二度微笑む

2012|監督:スジョイ・ゴーシュ


女の底力が感じられる作品のひとつ。クライマックスの艶やかさは言葉を失うほど見事な展開だった。私は本来はグルダット監督のようなインド古典が好きなのだけど、近年のインド映画の新風にも目が離せない!と改めて思い知る。サスペンスタッチなのも魅力的だ。
ただ、日本人としては「地下鉄サリン事件」を彷彿させられてしまうので、見ていて苦しい人もいるかも。被害者家族の苦しみも描かれてはいるが、実際に復讐できる人なんてほとんどいない思うので、本作がエンタメにならない人もいるだろう。意気消沈しているはずの被害者家族なのに、頭がこれ程キレて、演技力や行動力があるのも何となく現実的ではない。『ピエタ』(キム・ギドク)みたいな映画もあるし、ありえないとは言わないけれど、ちょっと微妙な感情が心に残った。

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